芭蕉・清風歴史資料館


【住所】〒999-4227 山形県尾花沢市中町5-36
【電話番号】0237-22-0104
【営業時間】3月~10月は9:00~16:30、11月~2月は9:30~16:30
【定休日】毎水曜、年末年始
【料金】210円(中学生以下は無料)
【駐車場】有(13台、大型バスも4台可)

  • 東北中央道東根ICから国道13号経由約24km(約30分)
  • JR大石田駅→尾花沢市営バス(尾花沢行き)→尾花沢待合所→徒歩10分

江戸時代の町屋を移転復元した建物に、松尾芭蕉直筆の手紙や「奥の細道」関連資料のほか、金融や最上川舟運を使って京などに運ばれた紅花などで財を成した地元の豪商・鈴木清風(3代目鈴木八右衛門)の資料を展示している施設です。

 

松尾芭蕉は良く知られた偉人ですが、一方の鈴木清風とは?
  ↓
鈴木清風(出典:「芭蕉と清風」おくのほそ道・尾花沢、発行・編集 芭蕉・清風歴史資料館より)

芭蕉よりも鈴木清風に興味が出てしまう記事ですね。

 

この記事の最後で「清風が吉原花街でばらまいた」とありますが、これについてもう少し詳しく言うと、江戸の商人たちが鈴木清風を田舎商人とみなして不買同盟を結んで妨害しましたが鈴木清風は智略でこれを打ち破って3万両の利益を得ましたが、「尋常の商売で得た金ではない」として吉原を3日3晩貸し切りにし、遊女たちに休暇を与えたということです。

鈴木清風ってこんな豪快な人だったんですね。

 

芭蕉・清風歴史資料館では芭蕉と尾花沢とのかかわり、芭蕉と鈴木清風とのつながりがクイズを交えながら裏話も勉強できます。

芭蕉を知り尽くしたいなら訪問されることをオススメしますし、文芸に疎い人にも大変興味深いものだと思います。

 

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芭蕉・清風歴史資料館の詳細はコチラ>>

 

なお、徒歩10分圏内(芭蕉・清風歴史資料館の北西方)に芭蕉が7泊した「養泉寺」があります。このお寺の境内には芭蕉が詠んだ句の句碑「涼しさを我宿にしてねまるなり」(宝暦12年・1762年建立)があります(「涼塚」と呼ばれてます)。