小坂鉱山事務所 重要文化財

2022年12月22日

  • 十和田南駅からバスで25分小坂行き
  • 鉱山事務所前から徒歩で1分
  • 小坂ICから車で3分

【住所】〒017-0202 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山古館48-2
【電話番号】0186-29-5522
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】年末年始
【料金】入館料は大人330円、子供170円、30分ほどのガイド付き見学(電話による予約制)は100円追加
【駐車場】あり、100台程度(無料)

明治38年に天然秋田杉で建てられたとされた、木造3階建のルネッサンス風オフィスビルで、現在は鉱山資料館として公開されている国の重要文化財です。

玄関ホールの吹き抜けらせん階段の木造とは思えない曲線美は一見の価値アリです。ちなみに、このらせん階段は秋田杉でなくケヤキを使っているそうです。ケヤキは硬い木なので加工しにくく、柔軟性がないのでモロイとされているので、このらせん階段の価値がよくわかると思います。

 

また館内には、5号から17号まで120着のレンタルドレスのほか男性用タキシードや子供用ドレスといった明治時代の衣装を着て写真が撮れるスタジオ「モダン衣装室」や、レトロな内装のレストラン「あかしあ亭」、小坂や秋田の特産品が取り揃えられた土産店「明治百年堂」が併設されています。

  

ちなみに、衣装のレンタルは30分で入館料別の720円です。着脱は係りの人が手伝ってくれます。レンタル時間30分以内だったら何着でも試着できますし、追加料金で時間延長もできます。ただし、靴のレンタルはありません。女性のドレスは足元が隠れるので問題ないでしょうが、男性のタキシードだとご自身で靴を準備しておいた方がいいです。

小坂鉱山は江戸時代後期に発見され、明治40年には鉱山額が日本一になったとのことです。これにより電気や鉄道、上水道といった都市インフラの整備が進みました。令和4年末の小坂町の人口は4,700人弱ですが、小坂鉱山が発展した最盛期の当時の人口は3万人だったそうです。この繁栄のシンボルが小坂鉱山事務所というわけです。

先ほどのらせん階段のことも含めて、小坂鉱山事務所にまつわる歴史は入館料に100円追加すれば、より詳しいガイド付きでの見学ができるので(予約制)、せっかく訪問するならガイドを予約した方が良いかと思います。

 

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